旧海軍の戦争犠牲者や、海上自衛隊の殉職者を供養するお盆の行事が14日、佐世保の海軍墓地で営まれ、参列者たちが平和への思いを新たにしました。

佐世保市の東山海軍墓地です。

旧日本海軍佐世保鎮守府管内の戦没者など17万6千柱あまりと、海上自衛隊佐世保警備区内の殉職者144柱が祀られています。

「お盆供養行事」は1985年以来、40年間毎年、営まれてます。

14日は佐世保市の宮島市長や海上自衛隊の福田総監など約50人が参列し、静かに手を合わせました。

海上自衛隊佐世保地方総監 福田達也 海将(57)
「英霊及び、殉職隊員に感謝の念を忘れることなく、これまで以上に任務の遂行に一層、奮励努力することを誓う」

佐世保海軍墓地保存会 福田武 会長(83)
「戦後80年、我々も80を過ぎ、戦争を知らない世代が多くなった。歴史を伝えていく意味で慰霊の行事をしっかりとやっていきたい」

参列者たちは戦争などで失われた多くの犠牲に祈りを捧げながら、平和への感謝の思いを新たにしていました。

テレビ長崎
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