4日間にわたって行われたよさこい祭り。初出場や2年ぶり、最後の出場など、それぞれのチームの夏を追いました。
【VIAN’よさこいチーム】
真夏の土佐を彩るよさこい祭り。今回、初めて参加したのが「VIAN’よさこいチーム」。踊り子は5歳から高校生。平均年齢9歳です。
踊り子の母親:
「(娘を)追いかけてます。ずーっと応援で。名前呼んで」
娘(小2):
「初めてよさこい踊るけど、お母さんが名前呼んでくれたりするので、緊張がなくなって楽しく踊れました」
チームの母体はダンススクール。2日間にわたって、キレッキレの踊りを披露しました。そして、菜園場競演場で結果発表の瞬間が…
結果発表:
「今年初出場のVIAN’よさこいチーム。皆さまのおかげで、地区競演場連合会奨励賞を受賞することができました!おめでとうございます。みんな、おめでとう!」
踊り子・村上樹李さん:
「お客さんも一緒にうちわをあおいでくれたりして、盛り上げてくださって本当にうれしいです。来年もぜひ挑戦したいです」
踊り子兼インストラクター・山崎叶愛さん:
「よさこいを追っかけとして楽しんでいたんですけど、今日賞取れたことも、練習も本番も含め、やっぱりよさこいって楽しいなって思いました」
VIAN’よさこいチームは、初めての夏を目一杯踊り切りました。
【よんでんグループ】
踊り子:
「今年は2年分の思いがありますので、精一杯踊りたいと思います」
よんでんグループは2024年、南海トラフ地震臨時情報の影響で出場を辞退しました。
意気込み(踊り子みんな):
「よんでんグループ今年も頑張るぞーオー!」
「よんでんグループ」は2年分の思いをのせ、この夏を舞いました。
踊り子:
「去年踊れなかったので、今年踊ることができて幸せです」
【高知県よさこいアンバサダー絆国際チーム】
こちらも2年ぶりの出場。
カナダから参加した人:
「カナダのトロントでよさこいを始めた。発祥の地、高知で踊りたかった」
世界14カ国、80人の踊り子による「高知県よさこいアンバサダー絆国際チーム」。充電期間を経て、2年ぶりの復活です。
代表・田中恵美子さん:
「夢がかなったって言ってくれた時に、時間をかけてみんなで苦労してやってきて本当によかったと思いますし、高知の皆さんが祭りを続けてくださるから、私たちがここに帰ってこれる場所があるということを幸せに感じています」
イギリスから参加した人:
「よさこいは見ている人、踊っている人、すべての人を笑顔にして世界を一つにするのが魅力」
踊り子3人:
「We Love Kochi」
【上町よさこい鳴子連】
中学生までのチーム上町よさこい鳴子連で、2025年最後の夏を迎えた川上あかりさん。
姉・川上あかりさん(14):
「最後悔いなく全力で、観客の人を楽しませられるように踊りたい」
2歳の時からよさこいに参加し続けているあかりさん。10年前、さんさんテレビが4歳の時に取材していました。
川上あかりさん(当時4歳):
Q踊る時何が楽しい?
「みんなと踊るのが」
Q祭りの時お化粧する
「お化粧する!」
この時楽しみにしていたのが、2つ下の妹・ひかりさんのよさこいデビューでした。
川上あかりさん(当時4歳):
「ひかり(妹)も一緒に踊りたい」
10年後の2025年、「上町よさこい鳴子連」で中学1年になったひかりさんと踊りました。姉妹で踊る“上町”の最後のよさこい。
姉・川上あかりさん
「さみしいですけど最高です。よさこいは人生の一部、大切な存在です」
【obrigado花山海】
地方車での生演奏とサンバのリズムが魅力の「obrigado花山海」。今夏、足掛け19年の活動にピリオドを打ちます。最後の舞、テーマは「今を輝け」です。
トランペット奏者:
「ちょっと感慨深いけど、最後まで楽しんで。それでいいんじゃないかなという感じだね」
踊り子:
「すごく本当にいいチームだった。よさこいの楽しさを、たぶん一番とか言うと語弊がありますけど、かなり味わえるチームだったと思います。本当に楽しかったです」
「obrigado」はポルトガル語で「ありがとう」。これまでの感謝をこめて、演舞を披露しました。