8月に行われる全国大会に出場する明星視覚支援学校フロアバレーボール部です。
わずか6人の選手で大舞台に挑みます。

「行くぞ!オー」

全国大会に向けて気合十分で練習に励むのは、明星視覚支援学校フロアバレーボール部。
フロアバレーは視覚障害者と健常者が一緒にプレーできるスポーツとして考案されました。

チームは前衛3人・後衛3人の6人で、床上30センチに張られたネットとの間を通過させボールを打ち合います。

前衛はアイシェードをつけて全く見えない状態でプレーするため、後衛のプレーヤーからの指示やボールの転がる音が頼りです。

(片淵隆太郎監督)
「(前衛は)後衛の指示をしっかり聞いてそれを信頼して動く信頼関係が求められるスポーツ」

明星視覚支援学校の選手はこの6人。
中学部の3年生から高等部で学ぶ42歳までチームが組めるぎりぎりの人数です。

6月に開催された九州大会では3試合を勝ち抜き見事優勝。
7年ぶりの全国大会出場を決めました。

チームの強さについて片淵隆太郎監督は・・。

(片淵隆太郎監督)
「6人しかいないので結束力があり、全員寄宿舎生なのでよくお互いのことを分かっていることが強み」

チームの中心は、後衛の長野功助キャプテン。
司令塔としてチームメイトに的確な指示を出します。
また力強いスパイクが持ち味で頼れるチームの得点源です。

(長野功助キャプテン)
「応援してくれる方や支援してくれる方がいて参加できるし、経験に勝る学びはないので、それを大切にして感謝の気持ちを持って全国でも頑張りたい。もちろん全国一をねらって頑張ります」

そして、前衛で体を張るのが永野敦大選手。
ブロックにスパイクに鋭い感覚と俊敏な動きでチームを盛り上げます。

(永野敦大選手)
「しっかり音を聞いたり周りに意識を配りながらプレーしないとぶつかったりけがをすることもあるので、一番はけがを防ぐようにしている(全国大会では)チームに貢献できるプレーをして相手を圧倒するようなプレーをする」

6人で挑む全国大会、心をひとつに日本一をめざします。

(全員で)
「全国大会頑張るぞ!オー」

全国盲学校フロアバレーボール大会は、8月19日から北海道で開催されます。

テレビ宮崎
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