アメリカ・サウスカロライナ州で走行中に目撃されたのは、雨の降る高速道路に放たれた閃光…落雷の瞬間です。
稲妻が光ると同時に赤い炎が十数メートルの高さまで上がり、黒煙が広がっています。
さらに、雷が落ちた瞬間、向かい側の道路には青い光が。
落雷の影響で、少し離れた場所に設置された変圧器が爆発したのです。
激しい光を放ち、前を走るトラックに向かって火の粉が飛び散っています。
地元メディアによりますと、この落雷の影響により広い範囲で停電が発生。
けが人はいませんでしたが、周辺の7つの交差点で信号機が使用できなくなり、復旧まで約3時間かかりました。
一方、ネブラスカ州では夜明け前の刑務所が暴風に見舞われ、屋根が吹き飛ばされる様子がカメラに記録されていました。
バラバラと地面をたたきつける無数の破片。
当時、風速40メートル以上の猛烈な風が吹き荒れたといいます。
風でグラグラ揺れる別の防犯カメラには、屋根が丸ごと飛ばされる瞬間も捉えられています。
一夜明け、風が収まると、刑務所は有刺鉄線のフェンスがなぎ倒され、広範囲に崩れた破片が散らばっていました。
刑務所によりますと、当時、壊れた収容棟には387人の受刑者がいたといいますが、全員が避難し、けが人はいなかったということです。
また、ウィスコンシン州では大雨による洪水被害が発生。
川の水位が上がり、今にも橋をのみ込もうとする濁流。
川が氾濫し、街中に水が押し寄せているところもありました。
メジャーリーグ・ブルワーズのホームスタジアム前の道路には水没した車が立ち往生していて、辺りは漏れ出したとみられるオイルで水が変色していました。
この日は、屋根を閉じて試合が行われました。
洪水による被害で消防には600件以上の通報が入り、地元メディアは「暴風雨が歴史的な雨をもたらした」と伝えました。