経営再建中の中国の不動産大手「恒大(こうだい)集団」は、25日に上場廃止になると発表しました。
恒大集団は2024年1月、香港の高等裁判所から清算命令を受けて以降、証券取引所での株式取引が停止されていました。
恒大集団は、証券取引所から求められた取引再開の条件を満たせなかったことなどから、8月25日に上場廃止になる通知を受け取ったと12日、発表しました。
上場廃止決定の再審査は申請していないとしています。
恒大集団の負債総額は、2023年6月末の時点で約49兆円にのぼり、現在、管財人が資産の売却などを進めていますが、経営再建は難航しています。
中国では不動産不況が長期化しており、経済の重荷となっています。