一方、豪雨は人気観光地にも大きな爪痕を残しました。

【寺田 菜々海 アナウンサーリポート】
「『恋人の聖地』としても人気が高い美里町の二俣橋です。この時間もものすごい勢いで濁流が流れています。橋の欄干には上流から流れてきたと思われる大きな流木も引っかかっています。橋は一部壊れていて通ることはできません」

下益城郡美里町の二俣橋。

毎年秋から冬にかけて正午前の約30分の間、差し込んだ太陽の光で橋の下にハートマークが写し出されることから『恋人の聖地』に認定されています。

しかし、11日は姿が一変。

上流から押し流され橋の欄干にかかった大量の流木がピーク時の濁流がいったいどれほどの勢いだったか、物語っていました。

【地元の人】
「結構復旧には時間がかかるのではないか。幸いにも(橋が)残っているというのが
まだよかった。しばらくは通行止めで観光どころの騒ぎではないが仕方がない、天災だから…」

美里町役場によりますと橋の被災状況は把握しているものの町内の孤立集落の解消や
ライフラインの復旧作業を優先するため二俣橋の復旧工事については見通しが立っていないということです。

テレビ熊本
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