甲子園では連日熱戦が続いていますが、宮崎では8月11日まで、元高校球児たちの母校のプライドをかけた野球大会が行われました。
今年で20回目を迎えた宮崎県高校野球OB大会。
大会には県内20校のOBチームが出場。高校を卒業したばかりの若手から往年の名選手まで約800人が母校のユニホームに袖を通し、夢舞台を目指しました。
(愛甲敬二さん)
「今年で20回目の大会となりまして、下は18才から上は77才まで甲子園を目指してしのぎを削って、昔の仲間達と白球を追いかけて頑張っています。」
決勝戦は小林西と都城工業の対戦。
試合は年齢によって前半と後半に分かれて行われ、前半50分は34歳までの若手が出場、軽快な動きで鋭い打球を飛ばしていました。
初出場の都城工業OB、吉行巧磨さんも夢の甲子園を目指しました。
(都城工業OB 吉行巧磨さん)
「先輩と一緒にプレーできるのでとても楽しみにしています。OBがまず甲子園に行って、現役の選手たちの力に少しでもなればいいと思います。」
35歳以上が出場する後半の部では、高校時代の面影が薄くなった選手たちが奮闘!好プレーや珍プレー続出です。
小林西OBチームでは1993年に夏の甲子園出場経験のある坂下天章さんが、現役時代と同じキャッチャーで出場。
(小林西OB 坂下天章選手)
「この歳で頑張ってみんなで甲子園に行くというのが1番いいOB大会です。ユニフォーム汚すプレーをしたいと思います。」
試合は前半から小林西の若手が魅せます。
セカンド志水がこのプレー、軽快な動きでダブルプレー!チームを盛り上げます。
試合は6対3と小林西リードで迎えた5回ウラ都城工業が追い上げを見せます。
連打で2点を返し1点差に迫ります。
しかし小林西が6回に突き放し9対5で勝利。大会初優勝を飾りました。
毎年お盆の時期に行われるOB甲子園県大会。
若手からベテランまでが野球を通して交流を深めていました。
野球の原点である楽しいを思い出せてくれる大会でもあり、もう1度、元高校球児が甲子園を目指せる舞台なのでこれからも続けてほしいと思います。