群馬・安中市で8月5日、普段入れない“巨大岩”の掘削現場を見学するイベントが開かれ、子どもたちは迫力に歓声を上げた。
見学会は、2024年には倍率50倍超の人気を博した。
2017年から上信越道トンネル上の岩を削り続け、高さは70メートルから30メートルに下がり、空も見え始めた。
工事完了は2029年の予定だ。
トンネルの真上で巨大岩掘削見学会
5日、群馬・安中市で夏休み真っただ中の親子が参加したのは、普段はなかなか近づけない岩を砕くための重機がある工事現場の見学会だ。
子どもたちは、「迫力満点です!楽しかった!」と話す。

2024年に行われた見学会の倍率は50倍以上で、大人気のイベントだ。
参加した子どもは、「普段は見られない高速道路の裏側を見られたのでよかった」と楽しそうに話した。
開催されたのは特別な場所で、上信越自動車道にあるトンネルの真上。

2017年から、高さ70メートルの巨大な岩の掘削工事を開始し、周囲を囲んだ足場が「要塞(ようさい)のように見える」と話題となっている。
2017年から始まった工事は2029年に終了予定
工事開始から約8年、高さ70メートルだった巨大な岩は、NEXCO東日本・山岸睦功さんによると、「現状高さ30メートルまで下がってきて、9割くらい堀削が完了しています」という。

2024年6月と比べてみると、巨大な“要塞”が低くなっていて、隠れていた空が姿を現している。
NEXCO東日本によると、工事が終わるのは2029年の予定。
掘削は9割完了していることから、参加者たちは、もしかしたらあと数回で見られなくなる貴重な体験となった。
(「イット!」8月13日放送より)
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