土俵の上で元気に泣き叫ぶのは、化粧まわしを付けた赤ちゃんたち。福島県伊達市梁川の夏の恒例行事「一心(いっしん)泣き相撲・白根場所」が開催された。
「泣き相撲」は400年以上の歴史があり、大きな声で「泣けば泣くほど」たくましく育つとされている。
福島県川俣町から参加した穂ノ誉(すいのほまれ)関は、家族の声援を受けながら会場にひと際大きな泣き声を響かせていた。土俵を下りると、かわいらしい表情に戻っていた。母親は「普段あまり泣かないけど、きょうはいっぱい泣いてくれたので良かった。すくすく元気に育ってくれたら、それだけでうれしい」と語った。
2025年は、約45組が参加した「白根場所」。9月には、郡山場所の開催が予定されている。