サッカー界のレジェンド・小野伸二さんが鳥取県境港市で開かれたサッカー教室に登場、子どもたちに全力プレーを披露し、サッカーを楽しむことの大切さを伝えました。
7月30日、境港市で開かれたサッカー教室。
講師を務めたのは、日本サッカー界のレジェンド、元日本代表の小野伸二さん。
同じく、元日本代表でガイナーレ鳥取クラブアンバサダーの長谷川アーリアジャスールさんとともに、子どもたちの前に姿を見せました。
小野伸二さん:
スペースにドリブルする時に頭は下がっていた方がいい?上がっていた方がいい?なんで上がっていた方がいいの?そうだよね、周りが見えるから。
教室に参加したのは、抽選で選ばれた小学1年生から小学6年生までの80人。
小野さんは、子どもたちにも分かりやすい言葉でドリブルのコツを伝えました。
2023年に現役を引退した小野さんは、1998年のフランスワールドカップに日本代表では史上最年少の18歳で出場。
卓越したボールコントロールを武器にワールドカップは3大会に出場するなど、日本サッカー界の発展に大きく貢献したレジェンドです。
長谷川さんとかねてから交流があり、今回の講師に招かれました。
小野さんが披露したのはリフティング。
全身をうまく使って巧みにボールをさばきます。
小野伸二さん:
これやったら何ができる?家帰ってご飯食べられる?勉強は?できるね。スマホばっかいじってるでしょ?こうやってスマホやればいい。でも腰痛くなっちゃうからやめてね。
そして、ユーモアたっぷりのトークでも子どもたちの心をつかみました。
小野伸二さん:
イマジネーションをもっと膨らませて、色んな事ができるっていうことに気付いてほしいし、こうやって自分が好きなことをやれる。そのありがたみを知ってサッカーを楽しんでほしいっていう思いが伝わってくれれば。
教室の最後はエキシビションマッチ。
ここでも、小野さんが魅せました。
足に吸いつくようなトラップ。
美しい足技で相手を翻弄するドリブル。
小野さん世代の保護者も熱い視線です。
さらに、長谷川さんとの連携では、ピンポイントのクロスでゴールを演出しました。
小野伸二さん:
コーチたちがどういう顔でやってた?どんな顔してた?楽しそうにやってたよね。みんなサッカーっていう自分が好きなことをやれるんだからさ、楽しんでやんないと。やらされてるんじゃなくて、自分がやりたいからサッカーやるよね。自分がやりたいから上手くなるわけで。
子どもたちがサッカーを好きになるようにと、小野さんは率先して楽しむ姿を見せていました。
サッカー教室に参加した児童:
楽しかった。遠くにパスするとこ(がすごかった)。
サッカー教室に参加した児童:
一発でポンっていってシュート決めるのとてもすごかった。勉強になった。
小野伸二さん:
楽しんで貰えるように、それだけしか考えていなかったので。子ども以上に僕らが楽しんだんじゃないかなって思います。
長谷川アーリアジャスールさん:
子どもたちも楽しんでいましたけど、僕自身が本当に楽しめたので、やっぱり大人になっても楽しむってことを忘れちゃいけないのが大事だなって思いましたし、こういうイベントを経験できたことに本当に感謝しています。
小野伸二さん:
今回を通じてまたやりたいという声が上がれば、また2度3度来たいと思っておりますので。
長谷川アーリアジャスールさん:
嬉しいですね。
サッカーを心から楽しむレジェンドの姿から、子どもたちは、サッカーを楽しむことの大切さを知ったようです。