尾花沢市は、2027年度に開校を予定していた統合小学校について開校を1年延期することを決めた。校舎の建設工事の入札が不調だったことが理由で、市は10月にあらためて入札を行う。
尾花沢市は12日に会議を開き、統合小学校を開校する時期について協議した。
市の計画では市内にある小学校5校すべてを1つに統合し、2027年4月に新校舎で開校を予定していた。
新校舎の建設工事は6月11日に入札を予定していたが、参加するはずだった2つの共同企業体がともに辞退。
市が理由の聞き取りを行ったところ、工期内に工事が終わらない可能性があることや、除雪にかかる費用が上振れするリスクがあることなどを挙げたという。
新校舎の建設が間に合わなくなったことを受け、市が12日の会議で開校の1年延期を提案し了承された。
(尾花沢市・結城裕市長)
「対象となる子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱい。事業を受けてしっかり建設を進めてもらえるように何とか私からもお願いしたい」
市は入札の参加条件を緩和するなどして10月上旬に再び入札を行い、建設を進めていきたいとしている。