米軍キャンプ・シュワブのフェンスの一部を壊したとして県出身の芥川賞作家・目取真俊さんが県警による家宅捜索を受けていたことがわかりました。

関係者によりますと目取真さんは去年10月から今年5月にかけてキャンプ・シュワブのフェンスの一部を壊した「器物損壊」容疑で今月7日に県警による家宅捜索を受けたということです。

これに対し移設工事に反対する「ヘリ基地反対協議会」は「市民への恫喝でありパソコンやスマートフォンの押収は目取真氏の作家としての日常生活を破壊する暴挙だ」と抗議する声明を発表しています。

目取真さんの相談を受けた金高望弁護士は「壊れたフェンスは劣化が著しく目取真さんは破壊しようという意思もなかった」としたうえで、「器物損壊は物をあえて壊そうとしないと成立しないため、必要性のない捜査が行われている」と沖縄テレビの取材にコメントしています。

沖縄テレビ
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