活動が活発な前線の影響で山陰地方は10日、断続的に雨が降りました。
午後6時の時点で依然として隠岐を除く島根県に大雨・洪水警報が発表されていて、土砂災害や河川の増水などに警戒が必要です。
これは西日本に停滞している前線の活動が活発になっているためで、降り始めから午後4時過ぎまでの24時間降水量は、松江市の鹿島で8月の観測史上最多となる167ミリ、大田155.5ミリ、松江148.5ミリなどを記録しています。
午後6時の時点で、隠岐を除く島根県に大雨・洪水警報が発表されていて、このうち出雲市、大田市の一部地区では、あわせて2000世帯あまりに警戒レベル4「避難指示」が出されています。
前線は12日にかけて西日本に停滞する見込で、局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあります。
12日夕方までに予想される48時間の降水量は、多いところで島根県の東部と西部が210ミリ、鳥取県が160ミリで、13日にかけてさらに増える恐れがあります。
土砂災害や河川の増水などに警戒が必要です。
帰省ラッシュを迎えている中、この大雨によりJRや一畑電車のダイヤに影響が出ていて、11日も一部区間で運転の取り止めといった対応が取られています。