福井県警は8日、警察職員に対してセクハラやパワハラを行ったとして県警本部に所属する50歳代の男性警視を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表しました。
 
県警監察課によりますと、この男性警視は2人の警察職員に対し、業務中やプライベートでセクハラやパワハラを行ったということです。
 
被害を受けた1人の警察職員が、セクハラを受けた事を上司に相談した事で今回の不祥事が発覚。聞き取りなどの内部調査により、もう1人被害を受けていた警察職員がいたことが分かりました。
  
最初に相談した警察職員は1件のセクハラを受け、もう1人の警察職員は2件のセクハラと2件のパワハラを受けていました。
 
県警は、個人のプライバシーにかかわるとして、ハラスメントがあった時期やどういったハラスメント行為だったかなどの詳細を明らかにしませんでした。
  
停職処分となった男性警視は「深く反省している。2人には申し訳なかった」とハラスメント行為を認めていて、8日付けで依願退職しました。
  
今回の不祥事について増川文武・警務部長は「幹部職員がこのような事案を起こし誠に遺憾であり、被害にあった職員はもとより、県民の皆様には深くお詫び申し上げます。意識改革を再徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしました。
  
県警は、被害者の意向などを踏まえて事件化はしないとしています。

福井テレビ
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