愛媛県松山市の水がめ・石手川ダムの貯水率は8日午前11時時点で75.3%になり、前日はまとまった雨で76.0%まで回復していたものの再び落ち込んでいます。この状況を受け松山河川国道事務所では石手川渇水調整協議会が開かれ、取水制限を9日からすることを決めました。また松山市では減圧給水も始まり、市民に節水を呼びかけます。

松山河川国道事務所によりますと、石手川ダムの貯水率は4日に80%を割り込み、8日午前11時時点で75.3%になっていて、平年値より13.0ポイント下がっています。前日はまとまった雨で76.0%まで回復していたものの再び落ち込んでいます。このまま雨が降らなければ10日の週に7割を切る見通しです。

この状況を受け、水を利用する団体などで作る石手川渇水調整協議会は対応を協議。取水制限を9日午前0時から始めることを決めました。

家庭用の水道は5.0%、農業用水は20.0%、かんがい用水は5.0%取水をカットされます。

また松山河川国道事務所は渇水対策支部を午後2時に設置するほか、中央公園の放流情報の表示装置で節水の協力を呼びかけます。

また松山市のもう一つの水源の地下水は、南高井の観測ポイントで8日午前0時時点、地表から水面までの距離が3.37メートルに。前日より0.18メートル回復したものの、平年値より0.81メートル低くなっていて、7月下旬から下がり続けています。

このため松山市も家庭用の水道の水圧を8日から5日間かけて25%下げることを決めました。さらに市民に一人一日につき、バケツ1杯分にあたる10リットルの節水を呼びかけます。

ただ愛媛県内では前線が再び愛媛県に近づき9日以降に再び雨が予想されていて、水源の回復になるか注目されます。

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テレビ愛媛
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