夏休み、白衣に身をまとい遺伝子について調べる実験に挑戦です。熊本大学薬学部で7日、中学生を対象にした科学の体験イベントが開かれました。
熊本大学で7日開かれた薬学部の講義、白衣に身を包んでいるのは大学生、ではなく…中学生です。
これは未来の研究者である中学生に科学や薬学の面白さを知ってもらおうと熊本大学薬学部で開かれたイベント。熊本県内外から科学に興味の深い中学生15人が参加しました。
はじめに首藤剛準教授から遺伝子ごとに薬の効き方に差があることなどを教わった生徒たち、いよいよ実験です。挑戦するのは特別に準備されたモデルDNAを使って遺伝子の違いを調べる実験。中学生たちは薬学部の学生に教えてもらいながら専門の器具を使って可視化する準備のためDNAをゲル状の土台に流し込んでいきます。
【中学生】「遺伝子には長さがあってそれぞれ違うから見分ける」
そこに電気を流し、DNAの大きさを可視化。代謝の速さがわかり、薬の効果や副作用が出やすいかそうでないかが明らかになりました。普段よりもハイレベルな学習に取り組んだ中学生たち、科学の面白さを感じたようです。
【中学生】「薬の使い方は遺伝子によって変わることが分かった。難しかったけどすごく勉強になって楽しかった」
【中学生】「新しい言葉や道具、新鮮なものに触れられて楽しかった。医者になりたい」