愛媛県の松山市がJR松山駅周辺で計画しているアリーナ整備を巡り、中村知事は7日の会見で、大規模なコンサートなどを行う場合に用地が「狭すぎる可能性がある」との見方を示しました。

松山市がJR松山駅の西側の車両基地跡で計画しているのは、5000席以上のアリーナの整備。しかし愛媛オレンジバイキングスの新しいオーナーで「サイボウズ」の青野慶久社長は、松山駅周辺にこだわらず、松山市以外の周辺自治体もアリーナ建設地として視野に入れている考えを示しています。

この状況のなか、中村知事は会見で1万人が収容できる香川県立アリーナを視察した際、担当者から「大規模なコンサートを受け入れるには最低でも8000席が必要」「大型トレーラー中心に最低50台の駐車スペースが必要」などと説明を受けたことを明らかにしました。

全国的に見ると、5000席のアリーナの敷地は平均1万2000~1万3000平方メートル。この一方で松山駅周辺の用地は約9000平方メートルしかありません。

用地の面積に中村知事は「狭すぎる可能性がある。本当にどういう設計をされるのか我々分かりません。ひょっとしたらとてつもない新たなプランがあるのかもしれない」

また中村知事は搬入車が入る駐車スペースの議論が見られず、問題になる可能性があると指摘。松山市が進めるアリーナ計画に慎重な姿勢を示しています。

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テレビ愛媛
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