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プレスリリース配信元:マーキュリー株式会社




今やトレーディングカードゲームは、子どもだけのものではなく、大人にとっても趣味や投資対象として広がりを見せるカルチャーへと成長しています。

そこで今回は、20代から60代までの男女100名を対象に「トレカ投資」に関するアンケートを実施。

ポケモンカード、遊戯王、ワンピースなどの人気トレカを通じて、投資対象の傾向を浮き彫りにしました。

本調査の結果から見えてきた、ただ遊ぶだけじゃない、コレクション・投資といった新しいトレカの楽しみ方をぜひ確認してみてください。

【調査概要】
調査対象:トレカ投資経験者100名
年齢層:20代~60代
調査方法:インターネットアンケート調査
実施期間:2025年7月1日~2025年7月15日

トレカ投資を現在も継続している人は55%



- 現在もしている:55%
- 過去にしていた:45%

今回のアンケート調査によると、全体の55%が「現在もトレカ投資をしている」と回答しました。

様々な年齢層での回答が見られたため、 トレカ投資を経験したことがある人の層は広く、今や特定の年代に限定したニッチな趣味ではなく、幅広い年齢層で浸透しつつあることがうかがえます。

特に注目すべきは、30代が全体の過半数(52%)を占めるという点です。

さらに20代(27%)を含めると、20~30代が全体の約8割を占めており、この世代がトレカを趣味感覚でできる投資として楽しんでいることがうかがえます。
トレカの投資対象はポケカが86%と圧倒的!遊戯王やワンピースも人気を集める



- ポケモンカード:86%
- 遊戯王:26%
- ワンピースカード:13%
- MTG(マジック:ザ・ギャザリング):8%
- デュエルマスターズ:6%
- ドラゴンボール:6%
- 名探偵コナン:2%
- ユニオンアリーナ:1%
- ヴァイスシュヴァルツ:1%
- ヴァンガード:1%
- その他:1%

トレカの投資対象として最も多く選ばれていたのは「ポケモンカード」の86%で、次いで、多かったのは「遊戯王」(26%)、「ワンピースカード」(13%)と、いずれも国内外に熱狂的なファンを持つ人気シリーズとなっています。

これらのタイトルには「リザードン」「ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン(青眼の白龍)」「モンキー・D・ルフィ」など、人気があり高値で売買されるカードがあることも、トレカ投資が注目される理由の一つといえるでしょう。

また投資対象になりやすいカードには、以下のような特徴があります。
- キャラクター・イラストレーター人気が高いカード
- 限定配布や旧裏など希少性の高いカード
- レアリティの高いカード
- PSAやBGSなどでグレーディングされた高評価を得たカード
- プレイヤー需要があるカード

例えば、ポケモンカードのナンジャモ・リーリエ・カイなどのサポートキャラや、さいとうなおき氏など著名イラストレーターが描いたカードは国内外問わず需要が高いです。

かいりきリザードン(旧裏リザードン LV.76)など初版や旧裏面と呼ばれる流通量の少ない古いカードも、状態が良ければコレクターからの需要が高く、価格も安定しやすい傾向にあります。

またプロモカードや大会限定配布、コロコロ・ジャンプ・WCS(世界大会)などのイベント配布カードは流通量が限られており、入手難から価格が上がりやすい傾向にあります。

ポケモンは来年30周年を迎えるため、新しいプロモーションカードの登場に伴い、それに関するプロモカードも値段が上がると予想されるでしょう。

プレイヤー需要があるカードも、デッキ構築の需要により短期的に価格が上がることも多いです。

例としてポケカでは、ミライドンexSARが構築需要とアニメ人気のW効果により、底値から反発し、一時的に買取価格が上がったことがありました。

また、カードの保存状態が良好であったり、PSAなどのグレーディングを受けて鑑定済みである場合は、品質保証が付くことで国内外のコレクターやバイヤーからの信頼性が高まり、市場価格が大きく上昇することもあります。

このようにポケモンカードをはじめ、人気シリーズには投資対象として選ばれやすいカードが数多く存在します。

これらの投資対象のカードを見極めるためには、相場動向を追うだけでなく、SNSなどでリサーチを行い、その他の指標に注目することが大切です。

例えば、直近では2025年5~6月時点で20,000円以下だった「レックウザV(SA)」(イラスト:さいとうなおき)は、7月中旬にはフリマやオークションで90,000円前後で取引されるまでに高騰しています。

5月頃から「出品数の減少」「買取価格の上昇」「海外SNSでの注目」など、複数の兆候が現れており、相場の初動に気づけた層が、リターンを得られた典型例といえます。

同様に、現在価格が上がり始めているレックウザVMAX SR: SAのカードも、今後さらなる高騰の可能性があるといえるでしょう。
投資カードはどうやって入手する?
トレカを投資目的で手に入れる方法は、大きく以下の3つに分類されます。
- シングル買い(店舗・フリマアプリ等)
- パック開封(自引き)
- オリパ購入(福袋・オンラインくじ等)

この中でも、狙ったカードを相場を見ながらピンポイントで購入できる「シングル買い」は、リスクを抑えながら利益を得やすい、最も堅実な手段とされています。

これはフリマアプリやカードショップの買取相場を日常的にチェックし、価格が下がったタイミングで購入、高騰時に売却するという「逆張り型」の戦略は基本かつ効果的な手法のひとつです。

例えば、2025年6月に価格が落ち込んでいた「ミライドンexSAR」をシングルで仕込み、7月の大会環境入りに伴う再高騰のタイミングで売却したケースでは、数千円規模の利益が出ています。

一方で、パック開封やオリパ購入は投資というよりもエンタメ性の強い楽しみ方に分類されます。

パック開封やオリパは、高額カードが当たれば大きなリターンを期待できますが、実際に入手できるカードの大半は購入金額を下回るため、収益性の観点からは不確実性の高い手法です。

特にオリパには、PSA10の評価を受けた高額カードなどが封入されていることもありますが、1回あたりの購入金額が高額になりがちで、よりハイリスク・ハイリターンな傾向にあります。

まずはシングルカード購入を通じて市場の動きを理解したうえで、オリパは楽しみとして取り入れるスタンスが現実的といえるでしょう。

特に初心者は、オリパやパックに手を出すよりも、まずはシングルで相場感を養うことが推奨されます。

投資額はライト層と中堅層に二極化。「1~5万円未満」と「10~50万円未満」が同率35%



- 1万円~5万円未満:35%
- 10万円~50万円未満:35%
- 5万円~10万円未満:11%
- 1万円未満:11%
- 50万円以上:5%
- 100万以上:3%

トレカ投資に使った金額で最も多かったのは、「1~5万円未満」と「10~50万円未満」で、それぞれ全体の35%を占める結果となりました。

この結果から「少額で楽しむライト層」と「ある程度本格的に投資する中堅層」に、二極化している傾向が見て取れます。

少額から始める人が多い理由として、トレカが手軽に購入しやすく、数百円という手頃な価格でスタートできることが挙げられます。

一方で、「10万~50万円未満」を投じる中堅層の中には、将来的な価格上昇を期待しての購入や、コレクションを資産として保有するなど、投資意識の高いユーザーも多く見られました。

なかでも注目すべきは、「10万~50万円未満」と回答した層の中で最も多かったのは30代であった点です。



30代は収入面での余裕が出てくるだけでなく、子ども時代にポケモンカードや遊戯王に親しんだ世代でもあり、趣味と投資の両面での関心が高い層であると推察されます。

トレカの利益額で最も多かったのは「1~5万円未満」で33%と、数万円規模が中心



- 1万円~5万円未満:33%
- ~1万円未満:22%
- 5万円~10万円未満:19%
- 10万円~50万円未満:14%
- 利益は出ていない:9%
- 50万円以上:3%

トレカの利益額で最も多かったのは「1~5万円未満」で、全体の33%を占める結果となりました。

次いで「~1万円未満」(22%)「5~10万円未満」(19%)と続き、全体として数万円単位の利益が中心であることがわかります。

一方で、「50万円以上の利益」はわずか3%にとどまり、「100万円以上」と回答した人はいないことから、大きな利益を狙うというよりは、「ちょっと得をしたい」「趣味の延長で利益が出たら嬉しい」
といったスタンスで取り組んでいる人が多いと推察されます。

特に「数万円の利益を得た」層の多くは、1~5万円程度の少額から始めて、収益を上げたりしているケースが中心であり、少額からでも利益を出せる可能性がある点が初心者やライト層の参入につながっているといえるでしょう。

保有期間は短期が主流?3か月以内に売却した人が36%と最多



- 1か月~3か月未満:20%
- 3か月~6か月未満:17%
- 1か月以内:16%
- 1年~2年未満:15%
- 覚えていない/不明:11%
- 6か月~1年未満:9%
- 2年以上保有していた:6%

トレカの売却タイミングに関しては、「購入から3か月以内に売却した」と回答した人が36%で最多となり、比較的短期での売買が主流である傾向が明らかになりました。

また、「3か月~6か月未満」も17%を占めており、半年未満で売却している人は全体の53%に達しています。

この結果からトレカ投資は長期保有でじっくり値上がりを待つよりも、タイミングを見て適度に売却する短期~中期の投資スタイルが一般的であることがうかがえます。

短期間での売却が多い背景として、再販や禁止・制限カードの変更、大会環境の変化など、価格を左右する要素が非常に多く、「高騰したタイミングを逃さずに売る」動きが自然と活発になっているといえるでしょう。

売却先は「フリマアプリ」と「カードショップ」が主流に



- メルカリ・スニーカーダンク(スニダン)などのフリマアプリ:49%
- カードショップ(店頭買取/宅配買取):46%
- ヤフオクなどのネットオークション:26%
- 友人・知人との個人取引:2%
- eBayなどの海外サイト:2%
- その他:1%

トレカを売却する際の手段として最も多く選ばれていたのは「フリマアプリ」:49%で、次いで「カードショップ」:46%となっています。

フリマアプリは、スマートフォンひとつで簡単に出品・取引ができ、相場を確認しながら価格設定できる点が支持されています。

一方でカードショップでは、その場で現金化できるスピード感や専門スタッフによる査定を通じて適正価格で売却できる点が支持されているといえるでしょう。

利用者のニーズや売却までのスピード感、カードの希少性・状態といった要素に応じて、フリマアプリとカードショップをうまく使い分ける動きが広がっていると考えられます。
トレカの相場チェックは「X(旧:Twitter)」や「YouTube」などのSNSが主流



- X(旧:Twitter):53%
- YouTube:50%
- Webサイト(比較・相場メディア)など:38%
- フリマアプリ(メルカリなど):35%
- 知人・友人からの情報:24%
- カードショップ店頭:18%
- Instagram:11%
- TikTok:9%
- その他:2%

トレカの相場チェックの手段として最も多く選ばれていたのは「X(旧:Twitter)」の53%、次いで「YouTube」が50%となっており、リアルタイム性に優れたメディアが主流となっていることが明らかになりました。

X(旧:Twitter)では、カードショップが投稿する高価買取リストや大会結果、新カードの情報など、相場に影響を与える一次情報がいち早く流れるため、価格変動の初動を逃さないように常時チェックしている投資家が多く見られます。

また、SNSで「このカードが注目されている」といったトレンドを掴み、その後Webメディアやフリマアプリを活用して現在の正確な取引価格を確認してから売買に移るという流れが定着しつつあるといえます。

このように目的に応じて複数のメディアを使い分ける情報収集のスタイルが、現代のトレカ投資では一般的になっているといえるでしょう。
グレーディング(PSAなど)を使った人は42%!高く売れるが最大の理由



- 利用したことはない:58%
- 過去に利用したことがある:29%
- 現在も利用している:13%

グレーディング(PSAなど)を利用したことがあると回答した人は全体の42%にのぼり、一定数のユーザーが第三者鑑定サービスを活用している実態が明らかになりました。

利用理由として最も多かったのは「売却時に高く売れるから(39%)」であり、鑑定済カードが未鑑定品と比べて高値で取引されやすいことが背景にあると考えられます。
- 売却時に高く売れるから:39%
- 偽物など真贋判定ができるから:25%
- 保存状態を客観的に評価したいから:24%
- 資産価値を高めるため:23%
- 他人からの信用度が上がるから:13%
- その他:29%

一方で、「利用したことがない」と答えた人は58%と過半数以上となっており、費用面や手間がかかることを理由にグレーディングを避ける傾向も明らかになっています。

実際、PSAグレーディングには2,980円~1,099,980円(送料別)という高額な費用がかかることに加えて、申請から返却までの期間も数週間~数か月と長期になることが一般的です。

このように、鑑定済カードはリセールバリューが高まる一方で、「そこまでして鑑定に出すほどのカードではない」という判断から、利用を見送る層も一定数存在することがうかがえます。

PSA10を取得するためには、センタリング(印刷位置のバランス)や表面の傷、裁断面の仕上がり、光沢の状態などが細かくチェックされます。

キャラクター・イラストレーター人気やレアリティの高いカードを入手した際には、状態の良いうちにスリーブやローダーで適切に管理し、将来的な価値の上昇を見据えて鑑定に出すことが有効です。

単にカードの価格が上がるのかといった将来性を見るのではなく、現在のコンディションでどこまで評価されるか、売却タイミングとして適切かを見極める視点が、これからのトレカ投資ではより重要になるでしょう。

トレカ投資のきっかけはSNSが41%とトップ



- SNSやYouTubeで話題になっていたから:41%
- 投資対象として面白そうだったから:39%
- 友人・家族がやっていたから:31%
- 子どものころ好きだったカードを集め直したかったから:30%
- 儲かると聞いたから:10%
- その他:2%

トレカ投資を始めた理由として最も多かったのは、「SNSやYouTubeで注目を集めていたから」:41%で、次いで「投資対象として面白そうだったから」:39%となっています。

特に20代と30代の年齢層が中心となっており、この層はX(旧:Twitter)・Instagram・YouTube・TikTokといったSNSや動画コンテンツによってトレカ投資への関心を高める要因となっていると考えられます。

また、「友人・家族がやっていたから」と回答した人は全体の31%で、特に30代が21%を占めており、「子どもがトレカを始めたのをきっかけに一緒に楽しむようになった」「かつて集めていたカードをもう一度手に入れたくなった」といった経験がトレカ投資に影響しているといえるでしょう。

このようにSNSでの情報発信がきっかけの4割強を占める一方で、家族との関わりや自身の体験もトレカ投資を始める理由として影響を与えていることが示唆されています。
今後も投資を続けたい人は34%にとどまる。「様子見」や「もうやらない」が過半数に



- 続けたい:34%
- 今は様子を見たい:34%
- もうやらないと思う:32%

今後も投資を続けたいかに対して「今後も続けたい」と「今は様子を見たい」がともに34%と同率だった一方で、「もうやらないと思う」は32%と、3つの選択肢の間に大きな差は見られませんでした。

これらの回答を選んだ方の中には、以下のような声が寄せられていました。
一応は利益が出ているのでとりあえずこのまま続けたいと思っています。

好きなカードを集める楽しみと、相場を読むスリルの両方を味わえるからです。
大きな利益を狙わず趣味と資産運用の中間として長く続けていきたいと思っています。

全体的にピーク時よりカードの転売価格が下がってきてて一撃でかいのが少ないから。

リスクも高く、需要が下降傾向にあるから

最近は価格の乱高下が激しく、投資として安定しにくいと感じているため。
長期的にはまた参入する可能性もあるが、今は慎重に見ている。

市場の価格変動が激しく、安定した利益を見込むのが難しいため、まずは様子を見て慎重に判断したいと思っています。

こうした声から見えてくるのは純粋な投資目的から、趣味と資産性のバランスを重視したスタンスへ移行していることが示唆されています。

また、かつてのような高騰が少なくなってきた今、短期的な利益を期待する層の一部はすでに撤退を検討している一方で、「楽しみながら、無理のない範囲で続けたい」というライト~中堅層が一定数残っていることもわかります。
トレカは投資対象としての位置づけが定着。一方で、やや離脱傾向も見られる
トレーディングカードは、プレイ用途だけでなくコレクション性や資産価値を重視した投資対象の位置づけとして定着しつつあります。

また再販による供給の安定化や転売対策の強化といった影響もあり、以前のように短期間で価格が急騰するバブル的な盛り上がりよりも、比較的落ち着きを取り戻しつつある段階といえるでしょう。

それに伴い、熱が冷め始めたユーザーや、今後の継続を慎重に検討する層も一定数見られ、堅実な投資と趣味としての楽しみの両立が、これからのトレカ投資における重要なテーマとなってきそうです。

本調査を通じて、投資リターンだけにとらわれず、自分なりの価値や楽しみ方に目を向けてみるきっかけになれば幸いです。

■会社概要
会社名 :マーキュリー株式会社
所在地 :東京都港区新橋四丁目14番1 新橋AUN BLDG 4階
運営責任者:中川琢磨
設立 :2024年12月
HP :https://dokkan-toreca.com/
X:https://x.com/dokkan_toreca
「どっかん!トレカ」メディア:https://dokkan-toreca.com/media
事業内容 :オンラインオリパ「どっかん!トレカ」運営

■本アンケートの引用について
本アンケート結果を引用する場合は、必ず「どっかん!トレカ」の明記とどっかん!トレカのURLの記載をお願いします。

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