石油備蓄基地などのタンク外部の足場工事を手がける新潟県阿賀野市の加藤架設工業が新潟地裁新発田支部へ自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けた。
民間の信用調査会社・帝国データバンク新潟支店によると、1970年6月に創業、1988年7月に法人改組された加藤架設工業は、大手プラント設備工事業者の下請けとして1997年6月期には年売上高約1億4488万円を計上していた。
しかし、2024年6月期の年売上高は約7400万円にまで落ち込み、連続して欠損を計上。債務超過に陥っていた中、工事案件の受注減少が続き、さらに従業員の高齢化による人手不足が重なって、2025年5月12日には事業を停止していた。
負債は債権者約34人に対し、約7400万円に上っている。