戦後80年を迎えたことし、石破総理がこれに合わせた「談話」を出すかどうかが注目されています。

4日の衆院予算委員会では、立憲民主党の野田代表の「何らかのコメントは出すべきでは」という意見に対し、石破総理は「発出を私は必要だと思っています」と述べていました。

関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」に出演した橋下徹氏は「出すべき。軍や政治家の幹部、メディアの報道など国内の責任論について出すのであれば出すべき」と持論を述べました。

■橋下氏『安倍談話』は「国内向けの責任っていうものが抜けてる」

【橋下徹氏】「僕は出すんだったら出すべきだと思います。多くの保守家と言われる政治家はもう出すなと言ってるんです。安倍さんの『70年談話』で終わったと。

戦争についてのいろんな評価があるけれども、日本の、特にアジアの国に対しての責任は『安倍談話』で終わっただろうというのが多くの保守政治家が言うことなんですが、僕は”国内向けの責任”っていうものが抜けてると思っているんですよ」

■「国内に向けての責任について出すんだったら出してほしい」

【橋下徹氏】「特に軍の幹部、これはひどいことをやってるメンバーがたくさんいるんです。現場の兵士は命かけて必死に戦ってましたよ。軍幹部、それから政治家の幹部がひどいことをやってるのにそのまま生き延びて、何の責任も問われずに生き延びているわけなんですね。

それが当時のメディアの風潮、それから国民も、僕は軍幹部だとか政治責任とか、それから天皇陛下の責任ということもよく語られるけども、当時のメディアとか国民の感情というものもどうだったのか。ここね、一切曖昧になって(戦後)80年来ている。

僕は対外的な責任論は『安倍談話』で終わったとしても、国内に向けての責任について、もし石破さんが(談話を)出すんだったら出してほしい。石破さんそれっぽいこと言ってるから」

こうした”責任論”について、「急に談話を出されても、戸惑う国民もいるのでは?」という指摘に橋下氏は、「”国内の責任論”について、これからやっていきますよ』という『談話』でもいい」と述べました。

【橋下徹氏】「『そういうことをこれからやっていきますよ』という『談話』でいいわけです。今、全部煮詰まってないから。『安倍談話』を出すときには有識者会議で相当揉んだから。石破さんの意識として、『対外的な責任論ではなくて、国内向けの、特に軍の責任というものについてはしっかりと見ていきたい』と石破さんはずっと持論で言っている。そういうものを出すんだったら僕は出すべきだと思いますよ」

(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年8月6日放送)

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