2025年の春闘で、大手企業の賃上げ率が2年連続で5%を超える高水準となりました。
経団連が発表した春闘の最終集計では、定期昇給とベースアップを含む大手企業の賃上げ率は、平均で5.39%となり、2024年に続いて5%を超えました。
2年連続で5%超えとなるのは1991年以来です。
製造業は5.42%、非製造業は5.34%それぞれ上昇しました。
平均引き上げ額は1万9195円で、いまの集計方法を採用した1976年以降で2番目に高くなりました。
経団連は「力強い勢いの定着が確認できた」としていて、人手不足や物価高を背景に賃上げが積極的に進められていることが浮き彫りになった格好です。