2025年度の最低賃金をめぐり、厚生労働省の審議会は先ほど、過去最大の63円引き上げ、全国平均で時給1118円とする目安をとりまとめました。
厚労省前から中澤しーしー記者が中継でお伝えします。
7月11日から始まった協議では、労働者側が、大幅引上げを求めたのに対し、企業側は、慎重な姿勢を示していて、44年ぶりに審議が7回にもつれこむなど調整が難航していました。
厚労省の審議会は4日午後6時半過ぎ、2025年度の最低賃金について、過去最大の63円引き上げる目安をとりまとめ、全国平均の時給は1118円となりました。
目安通りに引き上げた場合、すべての都道府県で1000円を超えることになります。
政府が「2020年代に全国平均で1500円」とする目標を掲げて以降、はじめての改定となり、今後、都道府県ごとに具体的な引き上げ額が決められ、新しい金額は10月以降適用される見通しです。