8月6日、甲子園初戦に挑む仙台育英。2年ぶりの甲子園で、再び日本一を目指します。

県大会では140キロ超えの投手5人を擁し、5試合でわずか3失点。プロも注目するエース吉川陽大投手を中心に「守り勝つ野球」を徹底してきました。

打線では2年生の田山纏選手が強打の1番打者として2本のホームランを放ちチームをけん引。中軸を担う土屋璃空選手は4割に迫る打率でホームランも放つなど、須江監督が「歴代でもトップクラスの長打力」と評する打線が光ります。

佐々木義恭主将(3年)
「厳しい試合がとても多くて、どこの相手も本当に強かったので、最後の最後まで粘り強くできたところがよかった。」

7月29日、県大会優勝の翌日に甲子園のメンバーを決める最後の紅白戦を開催。

須江航監督
「夏の県大会中にベンチに入ってない選手も一生懸命練習してきましたから、もしかしたら実力が逆転している可能性がある」

3年生にとっては最後のアピールの場。スタメンもメンバー外も全ての選手に平等なチャンスが与えられます。

紅白戦からおよそ5時間後。甲子園のベンチ入りメンバーが発表。選ばれたのは県大会と同じ20人のメンバーでした。

須江航監督
「日本一になるためにはどういう選択をするべきかということで、この選択(メンバー選考)をしました。僕らは8月22日(甲子園決勝)まで野球をして、優勝するということが一番だと思ってるので。」

メンバーは変わらなくても全ての選手が目指す先は同じ。選手全員が初めて甲子園に立つなか、須江監督が選手たちに期待する姿勢があります。

須江航監督
「気楽っていうとちょっと違うんですけれど、着飾らないでTシャツとジーパンで甲子園に行くみたいな。自分たちが持ってるものを出しきるということに集中して試合に臨むことができたら、もしかしたら結果は後からついてくるかもしれない」

甲子園から離れた期間もずっと目標に掲げてきたのは「日本一」。
思い続けた夢の舞台で2度目の悲願達成に向けた戦いが始まります。

佐々木義恭主将
「チームがひとつにならないと夏の大会は勝てないですし、また県大会とは違う緊張感や、レベルも上がると思うので、その中で常に挑戦者の気持ちで戦っていきたいと思います」

仙台育英の初戦は8月6日(水)午前8時から、鳥取代表の鳥取城北と対戦します。

仙台放送
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