子供たちに夏休みの思い出を作ってもらおうと、北九州市は地元企業の協力を得て、小中学生の職業体験会を開いています。
北九州市が初めて取り組む夏休みのお仕事体験。
小学4年から中学1年までの6人がやってきたのは、小倉北区の保育園です。
◆林田猛利 園長
「ここは4歳のクラス」
◆園児
「こんにちは!」
市内の企業・団体の協力で実現した「まちごと職業体験」は、小中学生を実際の職場に迎え入れるため、よりリアルな体験ができるのが特徴です。
6人は早速、3歳児・4歳児・5歳児の3つのクラスに入って、保育士の仕事に挑戦しました。
人なつこい園児とはすぐに打ち解けられましたが、元気の良さには圧倒されます。
お手製の氷を使った夏に涼しい氷遊びに、食育を兼ねたカルタ遊びと、小さな子供たちを楽しませるのもなかなか大変です。
◆中学1年 川島千幸さん
「思ってたよりずっと疲れます」
Q.ずっと手をつないでいる子がいますね?
◆小学6年 関はるかさん
「かわいい」
給食の時間にも、思わぬ難敵がー。
◆林田猛利 園長
「彼女(川口さん)はトマトが苦手です」
◆小学4年 川口実咲都さん
「みんなの前で言わなくても」
苦手なものがあっても、子供たちの手前、食べない訳にはいきません。
ずっと憧れてきた保育士の仕事ですが、なかなか苦労も多いことが分かりました。
◆小学6年 中島緑さん
「怒るのが一番難しいなと思った。『それダメだよ』って強く言えなかったので、それが一番大変だった」
◆小学5年 小川紗和子さん
「やっぱり、いちばん保育士になりたいなと思いました」
北九州市は、この他にも様々な職業体験を行う予定で、夏休みの楽しい思い出を作って欲しいとしています。