8月5日の静岡県内は体温超えの暑さとなったところもありました。人も動物も暑さと向き合う日々が続いています。
5日の県内は各地で気温が上昇。
清水区で38.1℃を観測するなど18の観測地点のうち9カ所で猛暑日となりました。
光田有志アナウンサー:
静岡市駿河区の日本平動物園です。手元の温度計では37℃近くを指しています。日差しが強く照り付けていて肌がじりじりと焼けるような感覚です
静岡市駿河区の日本平動物園。
暑さにうんざりしているのは私たち人間だけではないようで―。
光田有志アナウンサー:
立って警戒する姿が印象的なミーアキャットですが、きょうは暑さのせいでしょうか、日陰で横になって休んでいます
また、獣舎から屋外の展示スペースに出たサイですが…1分も立たないうちに再び獣舎の中に。
飼育員が檻の前からサルにおやつをあげても涼しい奥の方からなかなか出てきません。
飼育員:
本当はもっと元気がよく、おやつを奪い合うくらいですが、きょうはちょっと夏バテ気味な印象を受けます
園内では日陰で休む動物や水で涼をとる動物たちの姿が多く見られました。
光田有志アナウンサー:
いま飼育員さんがゾウに水をあげています。ゾウも嬉しそうに口を大きく開けて水を飲んでいます
動物たちの世話をする飼育員は体調に変化がないか、いつも以上に気を使っているといいます。
また、自分たちも熱中症などにならないよう2024年に動物園が支給したファン付きの空調服を着たり、連絡をこまめに取り合ったりしているということです。
飼育員:
飼育員も現場で1人で作業してる時間も結構長いので、無線機は常にみんな持って体調が悪ければ連絡を取れる状態で(飼育員同士も)お互い気にしながら作業しています
また、ゾウも飼育員と光田アナウンサーの暑さを心配したのでしょうか。
2人に向かって水をかけようとするシーンもありました。
こうした暑さの中、訪れた人たちが羨ましそうに眺めていたのがホッキョクグマです。
光田有志アナウンサー:
こちらホッキョクグマの展示コーナーですが、プールの中を気持ちよさそうに泳いでいます
目の前を泳ぐホッキョクグマの迫力もあいまって子供たちの目を釘付けにしていました。
男の子:
思ったより大きくてかわいかった。すごく僕も入りたいって思いました。涼しそうです
女性:
水の中で泳いでいるので涼しそうで気持ちよさそうでした
園では夏だからこそ見られる動物たちの姿もあると、来園客を迎える体制を整えています。
日本平動物園広報・太田千晴さん:
例えばホッキョクグマに氷をあげるのは夏場しか見られない。土日を中心に普段はしていないイベントを開催しているので、ぜひ遊びに来てほしい
県内は6日以降も気温が上がり、熱中症対策が必要な日が続く見込みです。