人手不足を解消する最新技術が、いま自動車教習所で導入が進んでいます。
その技術を記者が体験しました。
福岡県大野城市の「南福岡自動車学校」。
ここではAIを活用した最新の教習システムが導入されています。
一体どんなものなのか、記者が体験してみました。
【「AIを活用した最新の教習システム」体験】
記者が教習車に乗り込み、発進させたところ…
◆記者
「いきます!」
◆AI音声
「発信前に周囲の安全を確認しましょう」
◆記者
「ごめんなさい」
安全確認などを怠った場合、AIは人間の指導員と同じく注意をします。
さらに運転操作を誤るとー
◆AI音声
「直進です。その先3番の標識の奥を左折です」
急にブレーキがかかり…
◆記者
「うおおお!車内の色んなものが落ちてきました」
◆AI音声
「その先、突き当りの交差点を右折です」
◆記者
「うぉっ!」
◆AI音声
「ブレーキペダルを踏んでハザードを点灯してください」
◆記者
「AIはどんなところを見ているんですか?」
◆教習指導員
「大きくいうと3つです。『顔向き』『位置情報』『速度・ハンドル角』」
◆記者
「人間よりも厳しいですね」
◆教習指導員
「厳格です」
そして、約12分間の教習が終了。
AIの評価は…「マイナス400点」で「不合格」でした。
◆記者
「わー、マイナス400点。もう一回やりたいです」
自動車教習の現場で広がりつつある「AIシステム」。
指導員不足の解消につなげようと、南福岡自動車学校では今年6月から免許を取得する課程での本格活用を始めています。
◆ミナミホールディングス 江上喜朗 社長
「将来的には場内教習の半分以上は、AI教習システムを使えるようにしている」
「AI教習システム」は外国語にも対応しているということで、今後さらに広がっていきそうです。