県は、5日、マダニを感染源とする重症熱性血小板減少症候群で尾道市の80代の男性が亡くなったと発表しました。

県によりますと尾道市の80代の男性は先月25日、発熱などの症状を訴えて入院。マダニによる感染症が疑われていましたが、先月31日に、亡くなったということです。

男性の左上腕にはマダニに刺された痕があり畑で作業をしていた際に噛まれたものとみられています。

重症熱性血小板減少症候群は、マダニを介して感染する病気で、6日から2週間程度の潜伏期間を経て、発熱や筋肉痛、出血などの症状があらわれるのが特徴です。

今年、県内では、感染の届け出が5件ありますが、死亡したのは今回が2例目です。

県は、屋外で活動する際は長袖、長ズボンを着用するなどしてマダニが服の中に入り込まないよう予防策を呼び掛けています。

テレビ新広島
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