「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から21年前の2004年8月5日、プロ野球再編問題をめぐり広島カープの選手たちが試合前に1リーグ制移行に反対する署名活動を行いました。
広島市民球場前では、前田智徳選手や野村謙二郎選手ら広島カープの選手27人が、2リーグ制維持を求めて署名活動を行いました。
オリックスと近鉄の合併協議に端を発したプロ野球再編問題。
この問題をめぐっては、この時2リーグ制維持を望む巨人を除くセ・リーグ5球団と、1リーグ制への移行を望む巨人とパ・リーグ6球団の対立が続いていました。
署名活動では、集まった大勢のファンに選手達は「ありがとうございます」などと声をかけていました。
この問題をめぐっては、9月に選手会が日本プロ野球史上初のストライキを決行するなど球界全体が揺れました。
その後、パリーグでは、オリックスと近鉄の合併が承認されオリックス・バファローズが誕生。仙台を拠点とする東北楽天ゴールデンイーグルスが新たに加入しました。さらに経営不振のダイエーにかわりソフトバンクがホークスを引き継ぐことになり、球界再編問題は収束。プロ野球の2リーグ制は維持されました。