6日の原爆の日を前に、爆心地近くの元安川の川岸にある原爆犠牲者を悼む碑の前で、5日朝、子どもたちが平和を誓いました。
広島市中区で行われた碑前祭には市内の小中高生などおよそ150人が参し原爆投下時刻の午前8時15分に合わせ黙とうをしました。
「原爆犠牲ヒロシマの碑」は1982年、「原爆瓦」の保存運動をする広島の子どもが中心となって建てられ、被爆体験を継承するモニュメントになっています。
5日朝は被爆者の山田寿美子さんも参加し、自身の被爆体験とともに、子どもたちへメッセージを伝えました。
【被爆者・山田寿美子さん】
「今や全世界でいつ核兵器が使用されるかわからない世界情勢となっています。若い人ほど関心をもってほしいのです」
【子どもの誓い・段原小学校6年 玉野小雪さん】
「一日でも早く、世界中に平和が訪れるよう小さな力を集めて戦争のない世の中にしていきたいです」
子供たちは平和への思いを新たに、持ち寄った千羽鶴を捧げていました。