史上最年少で秋田県アマチュアゴルフ選手権を制した秋田・大仙市の中学生が、世界大会の日本代表に選ばれた。周囲の支えと感謝を胸に、日本一、さらには世界の頂を目指す。
県アマゴルフで史上最年少優勝
大仙市の中学2年生・藤田慶吾さんは、2025年5月の県アマチュアゴルフ選手権で、史上最年少となる13歳で優勝を果たした。

藤田さんは「史上最年少というのがうれしかった。1つ目標にしていた大会だったので、応援してくれている人たちへの感謝の気持ちを持ってプレーできたのも良かった。いい試合ができた」と優勝の喜びをかみ締める。
日本代表に選出 中国・上海での大会出場へ
藤田さんは学業の傍ら毎日ゴルフ場に通い、練習に励んでいる。練習を試合本番で生かすため、コースを回りながら実戦形式で技術を磨いている。

藤田さんがゴルフを始めたのは年長の時。父・慶紀さんとゴルフ練習場に行ったことがきっかけだ。今では、鋭いドライブショットを放つゴルファーに成長した。

県アマチュア選手権優勝のほかにも、2024年は「緑の甲子園」と呼ばれる全国中学校ゴルフ選手権大会で8位入賞を果たすなど、輝かしい成績を収めている。
その実力が評価され、中学生の日本代表に選出。10月に中国・上海で行われる日中親善中学校ゴルフ対抗戦に出場することが決まった。

藤田さんは「いきなり家のポストに届いていて、開けてみたら上海大会の出場権だった。正直信じられなかったが、そこで『頑張ってやるぞ』という気になった」と意気込む。
感謝を胸にさらなる活躍誓う
学校はいま夏休みだがゴルフ漬けの毎日は変わらない。2人の弟と一緒にコースを回る。

藤田さんを突き動かすのは、周りの支えと感謝の気持ちだ。
藤田慶吾さん:
大会によっては調子の悪い日などもあるが、そういうときでも応援してくれるので、皆さんには感謝しかない。8月下旬に全国のマッチプレーの大会があるので、まずはそこで優勝したい。10月にある上海の大会でも、好成績を残せるように頑張りたい。

秋田から世界へと羽ばたく中学生ゴルファー・藤田慶吾さん。今後の活躍から目が離せない。
(秋田テレビ)