アメリカのトランプ政権は、新たに韓国やブラジルに対する関税率を発表し、韓国は15%に引き下げる一方で、ブラジルは合わせて50%に引き上げられました。

トランプ大統領は30日、韓国への関税を25%から15%に引き下げることで合意したと発表しました。

日本やEUと同じ関税率で、トランプ氏は「韓国はアメリカが管理する投資計画に対して日本円で52兆円あまりを拠出し、エネルギー製品を約15兆円分購入する」としています。

トランプ氏は今後2週間以内に韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領と会談し、詳細を詰める方針です。

一方、トランプ氏はブラジルからの輸入品に新たに40%の追加関税を課す大統領令に署名しました。

「相互関税」と合わせ50%の関税が課せられることになり、各国への税率で最も高い関税となります。

ただ、オレンジジュースや航空機など、アメリカに悪影響を及ぼす多くの品目が対象から除外されました。

追加関税の理由について、ホワイトハウスはボルソナロ前大統領への「政治的な迫害」だと説明しています。

発動までには1週間の猶予が設けられていて、譲歩を迫る狙いもあるとみられます。

フジテレビ
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国際取材部
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