今年も神秘的な光景の撮影に成功しました。
牛深の海でおととい夜、天草市に住むダイビングインストラクターの夫婦がサンゴの産卵シーンを撮影しました。
【水洗 壽男さん】
「地球は人間だけのものじゃなくて、こんな小さい生物たちも生きている地球だということを、意識の中に入れていただけたらうれしい」
海中で一面に広がる小さな丸い粒。
『バンドル』と呼ばれるサンゴの卵です。
これは、27日の夜、天草市牛深町の沖合、築ノ島周辺で撮影された映像。
サンゴの産卵の様子を捉えたものです。
撮影したのは、『牛深ダイビングスクールブルーアース21熊本』のインストラクター 水洗 壽男さんと妻の里恵さんです。
7月22日から毎晩潜ってその瞬間をカメラで狙いました。
2人は「水中で産卵が始まるのを待っている時はとても静かで、産卵が始まった瞬間はホッとした」といいます。
【水洗 里恵さん】
「普段は普通に、ただサンゴなんですよ。それがこの時期だけ、この時だけ、サンゴに赤い斑点が出る瞬間〈成長してるんだな〉〈生き物なんだな〉〈動物なんだな〉というのが感動的」
2人は「牛深の海はとても素晴らしく、これからも大切にしたい」と話していました。