岩手県盛岡市にある御所ダムの貯水率が低下しています。
7月31日には最低水位の0%に達する見込みで、管理事務所では、節水を呼びかけています。
発電や農業用に利用されている御所ダムでは6月と7月、雨が少なかった影響で、7月31日には運用計画上の「最低水位」に達する見込みとなっています。
これを踏まえ、盛岡市では29日に国や県の担当者などによる渇水対策協議会が開かれました。
会議では、28日午前9時時点の貯水率が約19%であることが報告され、水の利用者に節水を呼びかけることを確認しました。
7月に貯水率0%を意味する最低水位に達すると、ダムの管理が始まった1981年以来初めてとなります。
北上川ダム統合管理事務所 小出博事務局長
「平成27年 そして令和元年以来、それを上回る事態も懸念される。関係機関と情報をしっかり共有してこの夏を乗り切っていきたい」
管理事務所では今後、通常は使用しない最低水位以下の水の緊急的な利用を検討するとしています。