7月着任したばかりの仙台国税局長が、3週間あまりで離任していたことが分かりました。事実上の更迭とみられますが、国税局は「個別の異動についてコメントはできない」としています。
仙台国税局長(当時)馬場健氏
「東北を元気にしたい。2つ目は税金への理解を深めたい。3つ目は円滑な申告・納税環境を整えたい」
仙台国税局長として、意欲を見せていた馬場健氏。7月1日に着任したばかりでしたが、28日付で国税庁長官官房付となり離任しました。
3週間あまりでの異動となった、異例の人事。事実上の更迭とみられていますが、国税局は取材に対し、「個別の異動についてはコメントできない」としています。
馬場氏は奈良県出身の58歳で、1990年に現在の財務省にあたる大蔵省に入省し、東日本大震災の復興予算の調整などに携わってきました。
後任は決まっておらず、当面は、松井誠二総務部長が代理を務めるということです。