県立高校の再編を巡り、富山県が新たに設置する「大規模校」の設置数が2校から「1校」に見直されました。
1学年12クラス、480人規模の学校を新設する方針です。
これは県立高校の再編について話し合う県や教育関係者による検討会議で、決まったものです。
これまでの会議では、1学年320人以上の大規模校を、県東部と西部に1校ずつの新設するケースと、より規模の大きい大規模校を1校新設するケースについて比較・検討されてきました。
そしてきょうは、大規模校を1校新設し、1学年12クラス480人の規模とする方針が決まりました。
設置場所については交通の利便性が高い場所で検討中だということです。
*新田知事
「教員配置や選択科目数がより充実する、スポーツや芸術を重点的に学ぶ教育内容の提供できる」
また、新田知事は1校に絞ることで、大規模校全体の募集定員が減り中規模校の規模をより大きくすることができるのもメリットだと説明しました。
大規模校の方針は来月の県総合教育会議や県議会でも議論が交わされ、県教育委員会は、2038年度までの開校を目指しています。