参議院選挙の敗北を受け、自民党が28日に開いた両院議員懇談会の終了後、石破首相は記者団に対し、「4時間以上にわたる非常に丁寧な議論ができた」と述べた上で、自身が続投する方針に変わりがないことを明らかにした。
両院議員懇談会では、参院選の結果について執行部の責任を問う声、石破首相らの退陣を求める意見が相次いだ。
終了後に記者団の取材に応じた石破首相は、「4時間以上にわたる非常に丁寧な議論ができたと思う」とした上で、「色々な意見があった。これをよく踏まえて、今後、適切に判断をしていきたい」と述べた。
また、懇談会において「日米合意を着実に実行していくということに、内閣として重い責任を負っているということを申し上げた」と説明し、「課題にきちんと対応していく」と改めて強調した。
そして、自身の責任について、「国民世論というものと、我が党の考え方というものが一致をすることが大事であると思っている。総合的に踏まえて、適切に判断をしたい」と語った。
さらに、記者団から「続投方針には変わりはないか」と問われると、「ございません」と明言。
その上で、「果たすべき責任を果たしていきたいということだ」と説明した。