岩沼市議会で、女性議員が副議長からのセクハラ被害を訴えていることが分かりました。議会は調査を進める方針でしたが、副議長は聞き取りが行われる予定だった、7月25日に議員を辞職しました。

岩沼市議会事務局によりますと、7月15日、女性議員から議長と事務局に対し、長田忠広副議長からセクシュアルハラスメントを受けていると報告がありました。

関係者によりますと、女性議員は長田副議長からの身体的な接触や、SNSで私的なメッセージが1日あたり最大9件送られるなどの行為があったと訴えているということです。

この報告を受け、議長などは7月25日午後、長田副議長に聞き取りを行う予定でしたが、長田氏はその日の午前中に議員辞職し、聞き取りは行われませんでした。

議会事務局によりますと、長田副議長は辞職の理由について、「一身上の都合」と話したということです。

岩沼市民
「辞任は残念ですね」
「逃げにしか感じない。疑惑かけられたなら、釈明なりなんなり、自分で言ってほしい。自分の言葉で伝えてほしい」

長田氏は仙台放送の取材に対し「指摘の一部については認めますが、身体的な接触については記憶が定かではありません。公人として不適切な行為であったと猛省し議員辞職を願い出ました。今後は誠心誠意、説明責任を果たしてまいります」とコメントしています。

仙台放送
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