太平洋戦争の激戦地ガダルカナル島などで命を落とした旧日本兵を悼む慰霊碑を遺族などの会が清掃しました。
仙台市青葉区の常盤台霊苑には太平洋戦争の激戦地ガダルカナル島など南太平洋ソロモン諸島での戦死者を慰霊する石碑があります。
7月28日は戦死者の遺族などで作る「全国ソロモン会」のメンバーなど21人が、慰霊碑の洗浄や草刈りに汗を流しました。
ガダルカナル島では、旧日本軍の兵士およそ2万人が亡くなりました。
慰霊碑はこのうち7000人以上が仙台で編成された陸軍第2師団の所属だったことから置かれています。
叔父がソロモン諸島で戦死 佐藤次郎さん
「清掃をすれば少しでも慰めになるのかなと思って参加しております」
全国ソロモン会理事 仙台連絡部長 太宰榮一さん
「仙台・宮城の地元の人たちにも、この地からガダルカナル島の方に行って、日本のために戦った多くの兵隊さんたちがいるということを知っていただく一助になれば」
戦後80年。遺族や関係者が思いをつないでいます。