リニア新幹線のトンネル工事に伴う水資源への影響について、県との対話を終えたJR東海は7月27日、今秋から大井川流域の住民に対する説明会を始める考えを明らかにしました。
27日に8カ月ぶりに開かれたJR東海と大井川流域10市町のトップによる意見交換会。
会議は冒頭以外非公開でしたが、この中でJRの丹羽俊介 社長はリニアのトンネル工事に伴う水資源への影響について、県との対話が完了したことを報告しました。
その上で2025年秋から冬にかけて住民に対する説明の場を設ける考えを伝えています。
JR東海・丹羽俊介 社長:
静岡工区に1日でも早く着手したいと考えておりまして、大井川流域8市2町の皆様のご理解・ご協力が得られますよう、引き続き双方向のコミュニケーションを深めてまいりたいと考えております
島田市・染谷絹代 市長:
何度も(対話を)重ねてきて、お互いの信頼とか理解とかいうものは深まってきているかなと感じております
流域市町側は説明会の実施を了承した一方、生態系などの対話も終えた際には国なども交えた協議を開催するよう要望しています。