江戸文化研究の第一人者が26日、江戸時代に数多くの浮世絵を出版した蔦屋重三郎について敦賀市内で講演し江戸最大のプロデューサー”蔦重”の功績を語りました。
講演会は敦賀市の公設民営型書店「ちえなみき」が北陸新幹線県内開業1周年と開店3周年を記念して開きました。
講師を務めたのは「蔦屋重三郎江戸を編集した男」の著者で法政大学田中優子・名誉教授です。田中さんは、文化の発信地として遊郭・吉原を位置づけたり、上半身を大きく描き髪型や化粧などの個性を際立たせた新たな浮世絵を生み出したりした、蔦重ならではの発想や編集術を紹介。彼の功績が江戸文化に大きな影響を与えたと語りました。