TSKさんいん中央テレビとJALとのコラボ企画です。
今回は、客室乗務員でJALふるさと応援隊の三好亜美さんが鳥取県北栄町を訪れ、ふるさとにUターンし、花を売るだけでなく花を通じて思いをつなぐ、そんなすてきな生花店を取材しました。
JALふるさと応援隊・三好亜実さん：
とてもすてきな、おしゃれな空間です。香りも植物の香りがして、とても幸せな気持ちになります。
訪れたのは、北栄町の生花店「花工房あげたけ」。
白を基調とした店内は、落ち着いた雰囲気。色鮮やかな季節の花がよく映えます。
花工房あげたけ・根鈴啓一社長：
このお店では食べる、着る、作るという体験型のお花屋さんをコンセプトにしています。
“花を身近に”。
オーナーの根鈴啓一さんが想いを込めたこのお店では、ほかにはないユニークな体験をすることができます。
JALふるさと応援隊・三好亜実さん：
こちらのスペースはなんでしょうか。
花工房あげたけ・根鈴啓一社長：
ここはお花の試着室になっています。洋服と一緒で、どういう風にスタイリングしていいかわからないという方が多いので、花瓶を持ってきていただいて、うちのデザイナーが花を合わせていくという、そういったサービスをここでさせてもらっています。
「花の試着室」。
部屋の雰囲気などを伝えると、花瓶にも合わせたアレンジを提案してもらえるサービスです。
JALふるさと応援隊・三好亜実さん：
では、こちらの花瓶に合わせていただくとしたら、どのような感じになるんでしょうか。
花工房あげたけ・根鈴啓一社長：
うちのフラワーデザイナーが提案させていただきますので、少々お待ちください。
用意したのは、透明なガラスにアンティークな模様の花瓶。
一体どんなアレンジを提案してもらえるのでしょうか。
花工房あげたけデザイナー・福井歌奈子さん：
できあがりました。
JALふるさと応援隊・三好亜実さん：
とてもすてきです。
花工房あげたけデザイナー・福井歌奈子さん：
ガラスが涼しそうでもあるんですけど、大人っぽい感じもしたので、ひまわりの中でもダージリンというおしゃれな色のヒマワリを選びました。あとは、今熱い時期なので、涼しいグリーン色をたくさん入れたのと、さわやかな香りのするミントとかも入れてみました。
涼しげなガラスの雰囲気を活かしながら、色だけでなく、匂いもこの時期にピッタリのアレンジです。
「花の試着室」では、花を贈るときにも贈り主の話を聞いて、受け取る人の人柄や趣味などに合わせてアレンジを提案しています。
さらに…。
JALふるさと応援隊・三好亜実さん：
苔石大福というのがありますね、さらにローズソーダもあります。どちらも試してみたいです。
『花を身近に感じてほしい』…そんな思いを込めて、店内にカフェスペースを開設、「自然」や「花」を感じられるスイーツを提供しています。
JALふるさと応援隊・三好亜実さん：
抹茶がふんわりと乗っていてお庭の苔の様子を見ているような、甘くておいしいです。すごいモチモチしていますね。抹茶がすごくほのかな甘みを引き立てていて、とてもおいしいです。
花工房あげたけ・根鈴啓一社長：
ありがとうございます。ローズソーダは一回混ぜてお召し上がりください。
JALふるさと応援隊・三好亜実さん：
想像以上にバラの香りが鼻からふわっと抜けて、全身バラの香りになったような気持ちです。おいしいです。
あんと黒米を使って苔むした石に見立てた「苔石大福」。
ローズソーダには、乾燥したバラと自家製シロップを使っています。
JALふるさと応援隊・三好亜実さん：
このお店は根鈴さんが作られたのですか？
花工房あげたけ・根鈴啓一社長：
僕は3代目でして、私の母、その父母であるおじいちゃんおばあちゃんから始まっています。
「花工房あげたけ」は1953年、根鈴さんの祖父母が食料品店を開いたのが始まりです。その後、生花店になりました。
根鈴さんが店を継いだのは2017年。大学卒業後、東京のIT関連会社に勤務したあと、Uターンしました。
花工房あげたけ・根鈴啓一社長：
人と一緒に長く歩んできた業界で学んできたこととか、自分のしてきたことを役立てたりとか、新しい景色を作ってみたいと思って。お花っていう分野自体は初体験だったんですけど、きっと花の分野でも花をあげる人ともらう人がいるので、この間に良好な関係をお花を使って作ってあげるというのが花屋だと思っている。
「花」に気持ちを託し、人と人の心をつなぐコミュニケーションツールとして考え、たどり着いたのが今のような「体験型」の店でした。
JALふるさと応援隊・三好亜実さん：
今後はどんなお店にしていきたいですか？
花工房あげたけ・根鈴啓一社長：
お花をプレゼントされる方が、お花を受け取る方に想いが伝わるように、いかに花屋側が楽にしてあげられるか、今後はそこに力を入れてひとりでも人を喜ばせる人を増やせたらと思っています。
花を売るだけではない新しいスタイルへ。
花を通じて思いをつなぐ、根鈴さんの「花屋」はまだまだ進化しそうです。
