東京都による水道基本料金の無償化で、23区の物価上昇が押し下げられました。
総務省が発表した7月の東京23区の消費者物価指数は、変動が大きい生鮮食品を除いた総合で、2024年の同じ月と比べた上昇率が2.9%となりました。
2%台となるのは4カ月ぶりで、上げ幅は2カ月連続で縮小しました。
全体を押し下げたのは、東京都が夏場に実施している水道基本料金の無償化で、水道代は34.6%下がりました。
一方、食料品の値上がりが続く中、チョコレートは49.7%、コーヒー豆は53.8%上昇しました。
コメ類の上げ幅は81.8%で、依然として高い水準となりました。