夏のフルーツの代表格スイカですが、この猛暑による影響があるようです。越前市が全国に誇るブランドスイカ「しらやま西瓜」の出荷を前に25日、生産者らが集まって目ぞろえ会が行われました。
  
包丁を入れると、真っ赤でみずみずしい断面が顔をのぞかせ、爽やかな香りが広がります。
 
けさ、とれたばかりの「しらやま西瓜」です。
 
産地の越前市白山地区では25日、出荷の基準などを確認する目ぞろえ会が開かれました。生産者のほか、山田賢一越前市長をはじめ市やJAの関係者ら合わせて約50人が参加し、とれたてのスイカを味見しながら出来栄えを確認していました。
 
「これは甘いわ。おいしい」と山田市長も太鼓判を押します。
 
「しらやま西瓜」は、越前市白山地区の丘陵地帯で栽培されている大玉スイカで、昼と夜の温度差が大きいため糖度が高いのが特徴です。
 
2024年12月には商標登録され生産50周年を迎えます。
 
ただ、今年は「つる枯病」と呼ばれる病害に加え、連日続く猛暑の影響により出荷量は昨年からほぼ半減し、5000玉から6000玉を見込んでいます。
 
しらやま西瓜組合の恒本邦夫組合長は「晴れの日が続くとつるが弱ってくるので、それが心配。少し数量は減るが、(品質は)例年以上に甘味がのっている」と話します。
  
今年の初出荷は27日を予定していて、翌日から越前市内のスーパーなどで販売されます。価格は例年より500円ほど高く、1玉3500円から5000円程を見込んでいます。

福井テレビ
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