縄文から現代まで、県内各地で作られてきた焼き物の歴史をたどる展示会が、県立歴史博物館で開かれています。
 
会場では、若狭町の鳥浜貝塚から出土した縄文時代の土器から、古墳に用いられた埴輪、中世に産声を上げた越前焼など約160点が紹介されています。
 
鎌倉時代の越前焼の壺、窯の中で灰が化学反応を起こして偶然に発色する緑色の自然釉が唯一無二の美しさを生み出しています。
 
また、室町時代から日本有数の生産地として栄えた越前町・岳の谷の巨大な窯跡からは、かめやすり鉢が大量に発掘され、産業化していった過程が見て取れます。
 
展示会は8月末まで県立歴史博物館で開かれています。
      

福井テレビ
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