甲子園をかけた夏の高校野球岩手県大会決勝戦が7月24日行われ、花巻東が盛大附属に8対4で勝ち、史上初の3連覇を果たしました。
千葉梨々花アナウンサー
「夏の高校野球。いよいよ決勝を迎えました。大会史上初の3連覇か。4年ぶりの王座奪還か。甲子園をかけた戦いが間もなく始まります」
花巻東対盛大附属の決勝は2024年と同じカードとなりました。
花巻東の先発は2年生のサウスポー萬谷投手で、先頭バッターを三振に仕留めるなど安定した立ち上がりを見せます。
一方、盛大附属の先発は背番号20の松葉で、今大会初登板ですが、最速145km/sを誇ります。
花巻東の強力打線は、初回トップバッターの高間木と2番の佐藤の連続ヒットでノーアウト2・3塁のチャンスで、3番新田がバッターボックスに入ります。
すると、新田のファーストゴロの間に1点を先制します。
花巻東は2回にもランナーを置いて9番の萬谷がレフト前ヒットを放ちますが、盛大附属のキャプテン坂本の好返球で追加点とはなりません。
1点をリードする花巻東は5回、先頭の9番萬谷のツーベースヒットをきっかけに打線が爆発し4連打を含む打者一巡の猛攻で、この回一挙6点を奪いリードを広げます。
対する盛大附属は6回、先頭の1番坂本が内野安打で出塁すると、続く2番の許も執念のヘッドスライディングで内野安打を記録します。
すると4番吉田と5番平野で2点を返します。
さらに盛大附属は9回にも2点を返しますが、花巻東の萬谷が力投を見せ史上初の夏の県大会3連覇を果たしました。
花巻東 中村耕太朗主将
「岩手県の52チームの全ての思いを自分たちの胸の中に秘めて、最高の準備をして臨んでいきたい」
夏の甲子園は8月5日に開幕します。