23日に東京ビッグサイトで始まった「猛暑対策展」。
6月から職場における熱中症対策が義務化されたことを受け、2025年は過去最多の119社が出展しています。
装着後たった数秒程度で、外の気温から最大20度も温度を下げるというネッククーラーや、首元と両脇に冷却装置を装備したベストに、通気性抜群の作業靴など、会場では過酷な環境で働く人に向けた多くの製品やサービスが紹介されています。
日本能率協会の田中知輝さんは、「さまざまな製品やサービスを見てもらって、暑さにおびえないような生活をつくり上げていくことが目標」と話します。
23日も全国各地で危険な暑さが続出。
そんな中、夏休み中の親子連れでにぎわいを見せたのは、サントリー食品インターナショナルが開催しているこどもの気温に着目した熱中症対策イベントです。
子どもの熱中症は、地面の照り返しの影響で大人より暑さを感じやすく、特に注意が必要です。
こうした子ども特有の熱中症の危険性を知ってもらおうと、サントリー食品インターナショナルでは、2年ほど前から啓発活動を続けてきました。
屋外で遊ぶ子どもを暑さから守るポイントは、いい日陰を探すこと。
大きい、風が通る、自然の近くの頭文字をとった「お・か・し」をキーワードに、質のよい日陰の条件が提案され、参加者はスタンプラリー形式でいい日陰を探します。
このイベントの参加者は、「(日陰によって)結構違うことを実感した。子どもの学びにつながっていて、ありがたい」と話しました。
サントリー食品インターナショナル ブランドマーケティング本部・井島隆信課長:
我々サントリーは飲料メーカーだが、商品を売るだけでは駄目だと思っている。夏というのは、子ども時代の記憶からすると非常に楽しい季節なので、正しい熱中症対策をして、楽しく安全に快適に過ごしていただきたい。少しでも多くの方にそれが伝わればと思っているし、少し手応えを感じだしている。