帝国データバンクによると、島根・雲南市の木材卸売会社の「内田」が、7月23日に松江地裁出雲支部に自己破産を申請したことが分かりました。
負債額は約2億2900万円だとしています。
「内田」は、1986年8月に雲南市木次町に設立された木材の卸売会社で、一般家屋の建築工事向けに建具、家具、造作などの内装用高級木材、新建材、住設機器などを販売していました。
島根県東部を中心に、鳥取県中部から広島県北部をエリアに積極的に営業を展開し、ピークの1992年6月期には年売上高約3億6000万円を計上していました。
しかしその後は住宅着工件数が減少し、地元工務店などからの受注が大きく低迷、2024年6月期の年売上高は約1億2500万円まで落ち込んでいました。
近年は在庫過多に伴う安値販売も多く、赤字が続き、財務内容は債務超過を強いられていたということです。
苦しい資金繰りが続く中で、ついに支えきれなくなり事業を継続を断念し、7月23日に松江地裁出雲支部に自己破産を申請しました。
負債額は約2億2900万円だとしています。