参院選・大分選挙区では立憲民主党の吉田忠智さんが当選し、およそ2年ぶりに国政に復帰します。今後の抱負などを聞きました。

参院選・大分選挙区で当選した立憲民主党の吉田忠智さん。

2023年の補欠選挙では自民党の白坂亜紀さんに341票の僅差で敗れていて、今回、その雪辱を果たしました。

◆立憲民主党 吉田忠智さん
「一昨年の参議院補欠選挙から2年3か月、 リベンジを果たせて本当によかったと思っている。17日間、私は手ごたえのある楽しい選挙ができたと思う。まぁ苦しいのは苦しいですけどね」

今回の参院選の「最大の争点」と言われたのが、物価高対策でした。吉田さんは選挙戦で各地をまわる中で、「家計が苦しい」「政治を変えてほしい」といった有権者の切実な声をひしひしと感じたといいます。

物価高対策の充実を全面に訴えましたが、そのことが支持されたと振り返ります。

◆立憲民主党 吉田忠智さん
「食料品の消費税ゼロとガソリンの暫定税率廃止、 学校給食の無償化など具体的な政策を訴えたことが勝因につながったと思っている。今回、私を大分選挙区の議員として選んでもらった。そうした思いに報いるために、これまでの経験をしっかり生かして、そして、平和で安全安心な未来を県民の皆さんと共につくって、子や孫にお届けしたいと思っている」

一方、この参院選で国民民主党や参政党は議席数を大きく増やしたものの、立憲民主党は改選前と同じ22議席にとどまりました。

吉田さんは「自民党に対して逆風が吹く中、 野党第一党として受け皿になり得なかったことは厳しく受け止めなければいけない」と話しています。
そうした中で、これまでに社民党の党首などを務めてきた自身の政治家としてのキャリアを存分に生かしていく決意です。

◆立憲民主党 吉田忠智さん
「これまで私も公党の代表・幹事長も務めましたので、そうした経験もしっかり生かしていきたいと思っている。野党共闘の黒子の役割も果たしたい」

臨時国会は8月1日に召集される予定で、吉田さんはおよそ2年ぶりに国政の舞台に復帰します。

テレビ大分
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