創立131年を迎えた鹿児島女子高校では、制服が2026年4月から70年ぶりに刷新されることになり、23日開かれたオープンスクールでお披露目されました。

創立131年を誇る鹿児島市立鹿児島女子高校。

2025年4月からは5つの学科に再編され、新たな歴史を踏み出す中、入学先を検討する中学生たちのために開かれたオープンスクールでは、こんな人からのビデオメッセージも。

アテネ・北京五輪金メダル・北島康介さん
「東京オリンピックが開かれた会場で皆さんの気遣いや優雅な所作はとても心地よい印象を与えとても誇れるものだと思う」

積み重ねてきた歴史の重みを感じさせるやり取りですが、今回のオープンスクールの目玉は、70年ぶりに刷新された制服のお披露目です。

ランウェイを歩く在校生が着ているのは、2026年4月に刷新される鹿児島女子高校の新しい制服。

新しい制服は、生徒たちにジャケットやシャツ、それぞれについて色や素材などのアンケートを実施して一から制作。その結果、これまでの濃紺を基調とした制服からデザインを一新。

シャツの色はスクールカラーの紫に…ボタンの模様のデザインは在校生が手がけたりと、こだわりが隅々まで詰まっています。

さらに一番の変化は、スカートスタイルとスラックススタイルの選択が可能になったことです。

実際に新しい制服を着た在校生はー

在校生
「「着心地が軽くて柔らかい感じ。前の制服より着やすい」
「(スカートが)歩いたときに柄が見えてすごくかわいいと思う」
「(女性は)スカートという概念だけでなく色んな人に選んで着てほしい」

制服の試着会場を訪れた人たちはリボンを付けたり、カーディガンを羽織ったりとそれぞれ思い思いの着こなしをして新しい制服を楽しんでいました。

制服を試着した中学生
「普通の制服とは違って清楚な感じもあって形が好きです」
「おしゃれだしアニメでありそうな制服。かわいいと思った。制服もかわいくなって家からも近いので通いたい」

オープンスクールではこのほかにもそれぞれの学科の体験授業を実施。

入学を検討する中学生たちはミシンを用いた巾着づくりや、会計講座での決算書分析など、鹿児島女子高校の特色が現れた様々な体験をしていました。

鹿児島テレビ
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