7月20日に投開票された参院選で接戦の末、敗れた自民党の中村真衣氏が新潟県連の会合に出席。支援への感謝を伝えた一方、党員からは選挙の顔としての役割を果たせなかった石破首相の退陣を求める声が上がっているという。

■五輪メダリスト擁立も立憲現職に及ばず
7月22日に自民党県連の会合に姿を現した自民党の新人として参院選を戦った中村真衣氏。声を枯らし、17日間懸命に訴え続けたが、自民党への逆風を跳ね返せず、1万票差という接戦で敗れた。
投開票から2日が経ち、新潟県内を共に回った県議団へのお礼に訪れたという中村氏は「精いっぱい頑張ってくれたというお言葉をいただきましたし、自分の中でも精いっぱい戦えたのかなと思っている」と語り、今後の活動方針については「これからも県民に元気を届けられるような活動はしていきたい」と話したという。

■石破首相の退陣求める声も
一方で、去年の衆院選に続く敗戦に県内の党員からあがっているのが、石破首相への辞任を求める声だと県連の岩村良一幹事長は明かす。
「一般党員の方々からも石破首相に対する鬱積した不満の声が届けられていると」
県内にも選挙戦2日目に入り、上越市や長岡市で中村氏の支持拡大を訴えた石破首相。県内の党員からは、これまでの結果を受け「責任をとるべき」といった意見が寄せられているという。
岩村幹事長は「党本部に対して総裁選なり、あるいはそういった意見の申し入れを行うべきという意見が出ましたので今後、役員会で検討して参ると先ほど会議で議論があった」と話した。
県連は今後さらに党員の意見などを集め、議論したうえで退陣の申し入れを行うか検討していく方針だ。
